2026年度公募プログラム

[システムデザイン・マネジメント研究科]

アジアンイノベーションの国際連携教育プログラム

活動代表者

システムデザイン・マネジメント研究科・准教授 五百木誠

五百木誠SDM研究科が進める「”システム×デザイン”思考」による実践的な教育アプローチを体感しその実践の仕方を学ぶため、タイのチュラロンコン大学大学院を訪問して共同WSを開催し、現地の先進的企業を訪問します。

活動内容

本プログラムは次の3ステップから構成されている。

<第1ステップ> 世界的なシステム思考教育者オッキーボッシュ博士による特別講義
『Systems Thinking for Everyone』の共著者としても知られる、アデレード大学名誉教授のオッキーボッシュ博士(元 慶應義塾大学特別招聘教授)を招聘し、「複雑な課題をどう捉え、どこに働きかけるか」をテーマとした特別講義を実施する。講義では、持続可能性、地域共創、教育などのグローバルな課題を例に、学生がシステム思考を実践的に体得できるようワークショップ形式も含めた構成とする。初学者でも参加しやすい設計とし、全学部・大学院生から幅広く参加を募る。

<第2ステップ> SDM研究科教員によるシステム×デザイン思考ワークショップ
第1ステップ受講者の中から希望者約40〜50名を対象に、慶應SDM教員による集中型ワークショップを実施する。第1ステップで養った俯瞰力をもとに、システム思考により課題の全体構造を捉えながら、生成AIなどの技術を活用し、具体的な課題に対する創造的なアイデアを発想するプロセスを体験的に学ぶ。SDMが国内外で100回以上実施してきた教育プログラムを基盤としつつ、AIと人間の役割分担、プロンプト設計、生成結果の評価なども含め、問いを立てる力とアイデア創出力の統合的な育成を図る。

<第3ステップ> アジア諸国における国際共創型ワークショップへの派遣(2026年9月予定)
第2ステップの修了者の中から選抜された15名の学生を、アジア諸国(タイ/チュラロンコン大学を想定)で開催される国際教育協働ワークショップに派遣する。現地の学生と混成チームを編成し、社会課題に対してチームで提案を行う実践型プロジェクトを実施。複雑化する世界において、他国の学生がどのように課題を捉え、AIをどのように取り入れてアイデアを構想しているのかを肌で体感することで、多様な文脈を理解しながら自らの構想力・共創力を高める学びの場とする。

未来先導基金の取り組みにご賛同していただける方はこちらをご覧ください。

ご賛同いただける方はこちら

ページの先頭に戻る