2024年度公募プログラム

[理工学部]

学部1,2年生向け理工学部ジュニア研究プログラム

活動代表者

理工学部教授 三木則尚

三木則尚理工学部ジュニア研究プログラムは、主に学部1、2 年生を対象に、理工学部の幅広い分野で行われている最先端の研究活動に参加する機会を提供します。

活動内容

本プログラムにおけるフローの各ステップ詳細は以下の通りである.
1. 参加を希望する学生は,応募用webサイトから,自分の希望する研究プログラムを探す.参加資格は理工学部の1,2年生であることである.留学生も参加できる.3年生も希望すれば参加できることとする.塾内高校生や他学部の学生も希望すれば参加できる.
2. オンラインで希望するプロジェクトにエントリーする.学科配属後の2年生の場合,他学科の研究室におけるプロジェクトにも参加できる.質問があれば事務員に問い合わせることができる.
3. アカデミックアドバイザー(教員),プロジェクトスタッフ(研究室所属の研究者あるいは大学院生)と相談しプロジェクトに参加する.有償JREPの場合,契約上は,学生は非常勤職員としてアルバイト登録するか,謝金として報酬を受け取ることとなる.
4. 実際の研究プロジェクトに関わることを通じ,学生は研究の企画,研究計画書の作成,研究の実施,データ分析,研究成果の口頭,レポートや論文による発表など,研究活動の様々な段階を体験する.
5. アカデミックアドバイザーから研究への貢献に対する報償を受けることもできる.
6. プログラムの内容によっては,参加終了後に学生自身とアカデミックアドバイザー双方による研究体験の評価レポートを提出する.
7. 研究室での活動を通して知的探求プロセスを獲得し,各学生は将来の選択を行っていく.プログラム参加者に関するデータを収集し,プログラムによる効果を検証する.
本プログラムにおける現状を以下に示す.システムにテーマの詳細,勤務場所,期間,報酬有無などを記載する.1,2年生のうちおよそ10人に1人が登録している状況である.多岐にわたる学科からプロジェクト提供があるが,登録学生数に対してプロジェクト数が少ない状態であり,今後さらに増やしていくことを予定している.

<成果>
本プログラムに登録した学生数は学年の約10% に及んでいる.多くの学生が初めての研究経験を通じて,研究の基礎スキルや方法を習得し,一部の学生は,国内外の研究発表会で成果発表を行っている.アンケート調査の結果,参加学生の90%以上の参加者がプログラムに満足し,再度参加したいとの回答であった.
2024年度は,本プログラムの説明や参加者間の情報交換と活動報告を行う「JREP Seminar」を開催し,本プログラムによる成果の促進と人的な交流を図った.また,これまで外部システムを使用していたJREP のシステムをK-LMS に移動させ,さらに塾関係者に広く開放する仕組みづくりを行った.

慶應義塾大学ジュニア研究プログラム
Junior Research Experience Program in Faculty of Science and Technology (JREP)
https://jrep.st.keio.ac.jp/

参加者の声

公募プログラム

理工学部1年

基礎知識について丁寧に教えていただいたことが一番の勉強になりました.実際に手を動かすことで実験室での立ち回り方について学ぶことができ,現場ならではの知識を多く身に付けることもできました.実際に自分で研究計画を立てていくなかで,改めて研究が好きだという確信が持てたことはとても嬉しかったです.実験における具体的なデータの取り方やまとめ方,実験レポートの正しい書き方といった研究者としての基礎スキルを早い段階で学べたことは,この先とても大きな財産になると思います.

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