2023年度公募プログラム

[教養研究センター]

自然の中で考える生命、社会の未来――我々は何ができるのか

活動代表者

経済学部教授 津田眞弓

津田眞弓海と里山と人の暮らしが循環する南三陸。3.11以来、先輩たちが最大の学校林があるこの地で様々な学びを得ました。その志を継ぎ新しいステージへ。学生も、教員も、南三陸の人も、共に学び、創造することを目指します。

活動内容

■5月15日(月)17:30~18:00 応募者説明会/18:15~20:15 キックオフシンポジウム
南三陸町より森と海の専門家を招いてのシンポジウム。南三陸町の自然について知識を共有した。
題目:「キャンパスを飛び出し、学びに行こう。学校林のある南三陸へ。―南三陸を舞台にどういう研究、活動がありうるか?―」。
ゲストスピーカー:佐藤太一氏(南三陸森林管理協議会 事務局長)、太齋彰浩氏((一社)サスティナビリティセンター 代表理事)
■第1期生応募締切 5月31日(水)/■書類審査結果発表 6月16日(金)
■7月6日(木)18:15~19:15 参加者説明会
■8月8日(火)13:00~16:00 事前学習会
南三陸町に関する各人の調査発表と、二名の講師による講話。
講話:遠藤健治氏(南三陸町元副町長)、「南三陸町の震災以前と現在」
   長沖暁子氏(慶應義塾南三陸プロジェクト元代表)「南三陸町へ行くということ」
■9月8日(金)~10日(日) 合宿研修
1日目 南三陸BIO施設見学・南三陸森林組合・丸平木材株式会社
講話:山内日出夫氏(南三陸森林組合)「南三陸における慶應の森の歴史」
   小野寺邦夫氏(丸平木材)「木材としての南三陸杉」
2日目 (台風のため、予定変更)
 ワークショップ:佐藤太一氏(既出)「南三陸の森」
 ワークショップと講話:阿部民子氏「震災後の南三陸の漁業」(養殖ワカメのふりかけ作成)
3日目 (台風のため、予定変更)
 慶應の森見学
 見学と講話:高橋長泰氏「志津川小学校の避難所運営」(避難路/避難所見学)
■9月19日(火)14:00~17:00 成果発表会
■10月4日(水)18:30~19:00 塾生会議において成果発表
■11月7日(火)18:30~20:00 反省会および岡田理事・奥田理事への提言
■11月21日(火)~23日(木)南三陸いのちめぐるまち学会 ポスターセッション参加・会場補助/慶應の森整備(有志)
※今年度は、教員・学生ともに初めて南三陸に関わるメンバーが多かったため、南三陸町や慶應の森がどういうものか、基本的な知識を共有することにつとめた。勉強会や合宿を通じて、今後は自分達による企画を動かしたいという意見も多く聞かれた。今年度の活動であらたに得た知見や人脈を活用して、本プロジェクトの活動を充実させていきたい。来年度は慶應内の協力を多方面に広げる予定。

みなさんmiraiプロジェクト(慶應義塾未来先導基金・南三陸プロジェクト)

 

参加者の声

公募プログラム

経済学部4年

慶應がこの町に果たせる役割をずっと考えてきたが、まずはこの交流をより強固にすることが大事だと思う。学生が赴き、現地の方と交流して、(理想的には)なにかしらのアウトプットを生み出す。このサイクルを続けていくことで南三陸町に良い影響を与えられると感じる。次年度は「交流」の部分に焦点を当てて一方的なインプットだけではないこちらからのアウトプットが必要であると考える。


理工学研究科修士2年

今回の合宿で、プロジェクトを始動させた時の思いを改めて認識することができた。アクティビティやワーク、プロジェクトの目的を考えて行く中で、どうしても頭でっかちになってしまっていたように思う。しかし、実際に南三陸町に行き、町の方々と交流する中で、「自分が1番やりたかったのは、1人でも多くの人に南三陸町の魅力を知ってもらうことだった」ということを思い出した。もちろん、プロジェクトを通じて町に貢献することや慶應の森を有効活用することも目指したい。しかし、自分の中でそれは手段であって目的ではない。南三陸町に貢献していくことで町の魅力をもっと広めたいという目的のために、今後の活動を進めていきたいと改めて感じることができた。

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