2022年度公募プログラム
[理工学部]
Keio-Stanford LifeWorks Program
活動代表者
理工学部専任講師 井本由紀
Keio-Stanford LifeWorksでは、演劇的な身体表現やマインドフルネスの実践を、広大で自然豊かなスタンフォード大学のキャンパスとその近辺で、日米の学生が1週間かけて学んでいきます。人間として他者と出会い、繋がり、自分をよりよく知るためのプログラムです。

2022年8月29日から9月4日、慶應の学生8名とスタンフォードの学生8名で、1週間の集中研修を行う。スタンフォード大学School of Medicine /Heartfulness Lab代表スティーブン・マーフィー重松氏と、慶應大学非常勤講師/Theatre for Peace and Conflict Resolution代表の小木戸利光氏の2名がプログラム講師を務め、申請者の井本由紀が全体の運営を担う。具体的な内容は以下の通りである。
8月29日 午前:スタンフォード大学のHarmony House(1)でオリエンテーションとアイスブレイク。マーフィ重松氏によるオープニングレクチャー。午後:スタンフォード大学のキャンパス・ツアー。
8月30日 午前:スタンフォードのWindhover Center(2)で瞑想。Harmony Houseでの内観ワークショップ(Who am I? 私はどのような世界を見ていて、どのように世界と関わっていきたいのかということを内観する)。午後:Embodied Storytelling(非言語で、身体で物語る)とシアターワーク(3)のワークショップ。
8月31日 午前:サンフランシスコ Muir Woodsでの散策。午後: 市内での自由時間・フィールドワーク。
9月1日 午前:Windhover Centerで瞑想。Harmony Houseでのシアターワーク。午後:San Jose Taikoへのフィールドワークと、Taiko Drummingの体験。
9月2日 午前:Harmony Houseでのシアターワーク。午後: グループでの作品づくり
9月3日 午前・午後:グループでの作品づくり
9月4日 午前・午後:スタンフォードの野外シアターにて作品の最終発表。夜:クロージング・セッション
(スタンフォード大学近辺の宿泊施設での現地集合・現地解散)
(1) Harmony House: Institute for Diversity in the Arts の拠点となっている施設。 https://diversityarts.stanford.edu/about-us/visit-us/
(2) Windhover Center: 宗教や信条に関係なく、学生や教職員が静かに自己と向き合ったり、瞑想・休息し、アート鑑賞ができるセンター。研修中はここで内観・瞑想の時間をとり、学生たちが静かに学びを振り返り、身体に根付かせる機会をつくる。
(3) 小木戸利光が提唱する、演劇やアート表現を手法として取り入れたリーダーシップコミュニケーション教授法. Theatre for Peace and Conflict Resolutionとも呼ぶ。
*新型コロナウィルスの感染状況により2022年8月の渡米が難しいと判断した場合、遠隔でKeio-Stanfordを繋げながら実施することを検討している。その場合、慶應の学生は日吉キャンパスやその近隣で対面ワークショップを行い、スタンフォードの学生は、スタンフォードのキャンパス内でワークショップを行い、遠隔で共同創作を試みる。対面ワークショップが困難となった際は、全てをオンラインで、講師陣をよりいっそう充実させることに予算を当てつつ、実施することも検討している。