2025年度公募プログラム
[理工学部]
ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン教育
活動代表者
理工学部准教授 清水智子
慶應義塾大学理工学部の学部生と大学院生を対象に、ダイバーシティ・インクルージョンに関する学びの機会を提供し、未来を先導する人材の輩出の促進を目指します。

具体的な活動内容は以下の通りである。2025年度においても各施策の継続的な実施とさらなる発展によって塾生、教職員へのKeiDGsの浸透を目指す。
1.塾生・教職員対象DEIワークショップ
障碍を持つ人との共生と協生、LGBTQ+への理解促進、ジェンダーバランス解消のための方策、育児・介護と仕事の両立、多文化共生などDEIに関するトピックを扱う。先進的な取り組みをしている企業や海外の大学等からの講師による講演と、塾生達によるグループディスカッションを実施する。
[実績]
・塾生・卒業生・女子中高生の交流型イベントを実施(2023)
・KeiDGsポスターアートワークショップを実施(2023)
・Girls Science Club(2023)、Girls Meet STEM(2024、公財 山田進太郎D&I財団と共催)を実施
[計画]
・Girls Meet STEM College(公財 山田進太郎D&I財団)への継続した参画、Girls Meet STEMの実施
・塾生と教職員が共に参加するDEIワークショップのを実施
2.塾生と海外大学学生によるDEIに関する共同セミナー
海外学生との共同セミナーによる多様性あるネットワーキングと、海外におけるDEIの考え方や取り組みについて学ぶ機会を提供する。
[実績]
・APWiLメンタリングプログラムを利用した国際シンポジウムの開催(2023)
・UCサンタバーバラと、Science, Engineering, Arts in Global Leadershipに関する学生交流プログラムを実施(2024.9.18-21予定)
[計画]
・海外大学との学生交流プログラムを継続して実施、パートナー校の拡大
3.KEIO TECHNO-MALL(慶應科学技術展)にてDEIシンポジウムの開催
慶應理工の取り組みを紹介することに加えて外部講師も招いてDEIに関する取り組みを共有し、共同研究先としての慶應理工を外部にアピールする。
[実績]
・プレテクノモールにおけるD&Iシンポジウムの開催(2023)
・テクノモールにおけるシンポジウム開催(2023、2024予定)
[計画]
・テクノモールにおけるシンポジウム開催およびブース展示
4.ホームページやSNS等による現状や取組み情報発信
上記のワークショップや共同セミナー、シンポジウム等の開催報告や、理工学部におけるDEIの取り組みをホームページ等で情報発信する。
[実績]
・理工学部DEIホームページの開設、行動指標となるKeiDGsの策定(2023)
・KeiDGsポスターのキャンパス内への掲示、デジタルサイネージへの掲載(2024)
・KeiDGsポスターアートワークメーキング動画の制作とホームページへの掲載(2024)
・理工ホームカミングデーでのKeiDGsの紹介(2024)
[計画]
・ホームページのコンテンツの拡充と継続的な情報配信
・矢上祭などとのコラボレーションによるKeiDGs浸透の活動、DEI気運の醸成
5.DEIスコアの作成と測定
意識改革・改善や教育効果を測る指標として、本取組みの開始時および年度終わりに学生向けおよび教職員向けにカスタマイズしたDEIスコアを測定する。スコアの向上が見られることで効果を実証したい。
[実績]
・教職員対象のDEIスコアの調査
[計画]
・定期的なスコアの収集と数値の推移調査
6.キャンパス内施設のアクセシビリティと利便性の向上
多様性向上に向けた環境を作っていくハードウェア的アプローチを通じて、キャンパスを利用する様々な人たちの利便性を向上させるとともに、組織の一員であることを感じられるようにする。これを学生団体とともに推進する。
[実績]
・授乳に利用できるコモンルームの整備・シャワールームのアクセシビリティ向上, バリアフリー対策について他大学キャンパス見学の実施(2023)
[計画]
・男性も利用可能な休憩室の新設, 矢上キャンパスにおけるバリアフリー対策の提案
・2039年理工創立100年に向けたYagami Evironment Improvement(YETI)計画の策定