2017年度公募プログラム

[理工学部]

グローバルリーダーシップセミナー実地研修

活動代表者

理工学部准教授 杉山由希子

理工学部1、2 年生を対象に、韓国、台湾の学生と議論し、意見をまとめる研修を企画します。互いの違いを理解しながら議論を深める体験を通して、グローバルに活躍することを目指す学生の参加をお待ちしています。

活動内容

本プログラムは3日間の研修プログラムであり、夏休み期間は慶應義塾大学、春休み期間は淡江大学(台湾)で実施した。具体的な内容は次の通りである。
 【高麗大学とのプログラム】
  時  期:2017年8月17〜19日
  場  所:慶應義塾大学矢上キャンパス
  参加人数:合計39名(慶應13名、早稲田1名、高麗13名、延世7名、韓国より引率教員5名)
  トピック:How should Asians take responsibility for the world?
 【淡江大学とのプログラム】
  時  期:2018年3月1〜4日
  場  所:台湾台北市淡江大学
  参加人数:合計39名(慶應16名、淡江20名、慶應の引率教員3名)
  トピック:How could you use technology and creative thinking to solve a specific problem in the world today?

 高麗大学とのプログラムでは、世界の科学技術界において、アジアがどのようにしてリーダーシップをとれば良いのかについて5〜6名のチームごとに集中的に議論し、6チームがそれぞれ20分間のプレゼンテーションを行った。学生たちの発表は少子・高齢化社会対策や、AIなどについて自由で創造的なもので、質疑応答では建設的な議論があった。英語での議論に加えて、理工学部学生がアジアの強みや、世界における役割について考える機会となった。
 淡江大学とのプログラムも、世界規模で取り組まなくてはいけない課題に対してどのように技術を活かし、創造性を発揮するかについて6名のチームごとで議論し、それぞれ30分のプレゼンテーションを行うという、高麗大学のプログラムとほぼ同様のスタイルで進めた。テーマに沿った教員の講義も実施した。世界に存在するさまざまな問題の中から、どのようなものをテーマとして選ぶか、またどのような解決案を提示するかについては、個人、日台間でかなりの認識の相違があった。学生たちは、相違を乗り越えるためには議論がいかに重要であるかを実感することに加え、唯一の共通言語である英語を使って共同作業を行ったことにより、学習・研究に対して新たな視点を獲得することができた。

参加者の声

公募プログラム

理工学部1年生

慶應大生16人、淡江大生20人によるプログラムでした。お互い母国語ではない英語でのコミュニケーションは時に難しく、しかしながらお互いに拙いからこそ萎縮せずに多くの会話を交わすことが出来たように思います。議題に対し、まだ理系の専門的な知識を持っていないため深く掘り下げた議論はできませんでしたが、とてもいい経験になりました。ディスカッションや共同でプレゼンテーションを行ったほか、それ以外の時間も私たちが楽しめるようにと淡江大生が心を配ってくれたため、多くの友達が出来ました。淡江大生は皆非常に親切で、地元の学生だからこそ知っているような場所に連れて行ってくれたり、台湾に来たからにはこれをするべき、というようなことを教えてくれたりと至れり尽くせりでした。いつか日本に来てくれることがあったら、その際は私たちが全力でおもてなしをしたいと思います。4日間という短い日数ながら、刺激と学びにあふれた研修でした。

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