2024年度公募プログラム
[教養研究センター]
自然の中で考える生命、社会の未来――我々は何ができるのか
活動代表者
経済学部教授 津田眞弓
海と里山と人の暮らしが循環する南三陸。3.11以来、先輩たちが最大の学校林があるこの地で様々な学びを得ました。その志を継ぎ新しいステージへ。学生も、教員も、南三陸の人も、共に学び、創造することを目指します。

■5月13日(月)18:15~20:00 キックオフシンポジウム
南三陸の慶應の森について知るシンポジウム。
題目:「南三陸発!慶應の森からひもとく生物多様性」
ゲストスピーカー:一ノ瀬友博氏(環境情報学部学部長)「慶應南三陸の森における自然環境モニタリング」、鈴木卓也氏(南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト協議会会長)「イヌワシの立場で考える南三陸の山の環境」
■5月28日(火)18:15~20:00 日吉行事企画委員会「新入生歓迎行事」シンポジウム
災害から身を守る方法、災害が起こっても対処できる社会とは何かを考えた。
題目:「今、地震がおきたら?――キャンパスで考える防災」
ゲストスピーカー:井奥洪二氏(経済学部教授)「いつ起こるかわからない震災に備えて」、山内明美氏(宮城教育大学 教育学部准教授)「南三陸から慶應へ――命をつなぐバトン」
■6月21日(金)18:15~19:15 参加者説明会
■7月9日(火)10:00~12:00 (暴風のため中断された5月28日シンポジウムの続きを収録)
■8月8日(木)14:00~16:30 合宿事前学習会
ワークショップ:塚原沙智子氏(環境省)「カードゲームで学ぼう!SDGs」
■8月28日(水)14:00~16:00 黒田修生日吉キャンパス事務長インタビュー「あの日の日吉キャンパス」
■9月11日(水)~13日(金) 合宿研修
1日目 町歩き・南三陸311メモリアルワークショップ・南三陸ワイナリー・ながしず荘
講話と町歩き:高橋長泰氏(旧志津川小学校避難所自治会長)「3月11日の避難路」
講話:遠藤あえ子氏(ながしず荘)「長清水地区の311」
2日目 慶應の森見学・南三陸YES工房見学/西城魚店見学
3日目 志津川湾(牡蠣ほか海上養殖)見学・防潮堤見学・ガンバーレ見学・気仙沼防潮堤ツアー
講話:阿部民子氏(たみこの海パック)「震災後の南三陸の漁業」
講話と町歩き:今川悟氏(気仙沼市議、元三陸新報記者)「気仙沼の防潮堤」
■10月20日(日)10:00~16:00 連合三田会にて、旧南三陸プロジェクトの塾員と交流
■12月9日(月)18:15~20:00 協生環境推進ウィーク イベント
基調講演と慶應の森を舞台に活動した学生の報告会。日本の国土の3分の2を占める森林との未来を考える機会とし、本プロジェクトからは活動報告及び、間伐材の慶應グッズの試作品も披露した。
基調講演「「みんなの森」の復権へ」+学生活動報告「みんなの森の復権へ」
ゲストスピーカー:齋藤暖生氏(東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林樹芸研究所長)
※今年度は慶應の校舎などに使われる木々を育む南三陸町の森がいかなる場所か学ぶと共に、「令和6年能登半島地震」で始まった2024年だからこそ、震災を経験した南三陸町の方々が発信している防災の知見を参考に、自分達のこととして考える機会を積極的に作った。森と防災。二つのテーマは密接に結びつき、生命、生きること、未来をどう作るべきか参加者に問いかけることになった。また、慶應の森を通じた学内の輪を広げる機会を持ち、森に関心のある院生・学部生・一貫校に有益な情報を提供することができた。
みなさんmiraiプロジェクト(慶應義塾未来先導基金・南三陸プロジェクト)
https://lib-arts.hc.keio.ac.jp/minasanmirai/