2013年度公募プログラム
自然大好き児童の育成 -自然検定プロジェクト(その2)-
活動代表者
幼稚舎教諭 相場 博明
自然検定プロジェクトは2年目になりました。昨年は、7つの自然検定(貝殻、蝶、植物、甲虫、岩石、化石、恐竜)に新たに野鳥と宇宙を加えました。今年はさらに、魚、動物を加える予定です。また、南山大学付属小、光塩女子学園初等科にも実際に利用してもらいました。今年はより多くの学校に提供し、さらに自然大好き児童の拡散を目指します。

・自然検定は、3種類の自然検定(本物検定、PC検定、web検定)がある。汎用版はPC検定で作成してきた。そのために、さらなる本物の資料の収集とそのデータベース化を行った。とくに、植物検定、岩石検定、甲虫検定などはデータが100種類だったものを、200種類へと増やすことができた。
・PC検定には、貝殻、甲虫、植物、蝶、岩石、化石、恐竜、宇宙、野鳥の9つがあったが、今年度はこれに魚類検定と哺乳類検定を追加した。魚類検定は水族館の取材なども含め、244種類のデータを集めることができた。また哺乳類検定は、日本各地の動物園の取材を行い100種類のデータを集めた。
・PC検定では、個人のログインシステムを採用している。これにより児童は自分の成績が記録されることにより、より意欲的に自然検定に関わるようになってきた。このシステムをさらに改良して、ランキングシステムとアバター表示システムを追加した。これにより、さらに児童の興味・関心・意欲が高まり、参加率が大幅に上昇した。
・PC自然検定はそれぞれのPCをスタンドアローンで利用してきた。そのために、更新されたデータをマージしなければならない作業があった。これを一台のサーバーにつなぎ、共通のデータベースで稼働できるようなシステムを開発した。これにより学校内に複数のPCをマージ作業なしで設置することが可能になった。