2011年度公募プログラム
学生スタッフによる図書館における新しいコミュニケーションの場の創生
活動代表者
理工学部教授 椎木 一夫
「憩いと学びの新しいコミュニケーション場」としての図書館を3年計画で目指します。今年度は、昨年度の実績を踏まえ、コミュニケーションを一層活性化させます。

学生スタッフによる活動組織S-Circleが、理工学メディアセンター内で(1)相談業務、(2)企画業務をそれぞれ実施した。広報の手段として相談業務や各企画のポスターを矢上および日吉キャンパスに掲示したほか、S-Circleホームページ、Twitterなどを活用した。学生スタッフは、月1回ミーティングを行って相談や企画の報告、問題点の話し合いなどを行っている。
(1)相談業務
理工学メディアセンター内のコンサルテーションスペースにて、平日12:00-17:00まで相談を受け付け、20名の学生スタッフがシフトを組んで対応した。年間316回の相談が寄せられ、相談に来た学生の人数は延べ343名であった。相談内容は、学習、学科選び、研究室選び、進路、雑談など多岐に渡る。4月および春・秋学期の試験前には,学生スタッフを毎時2名配置して相談体制を強化した。年度の初めに,日吉学生相談室のカウンセラーの先生から、相談の受け方についてアドバイスをいただく研修の機会を設けた。
(2)企画業務
下記の企画を開催した。
- 矢上周辺マップに行ってみた:昨年度展示された「矢上周辺マップ」に寄せられた,矢上周辺のおすすめスポットを実際に歩き,マップを作成する。計4枚作成し順次展示した。
- 企画展示(全3回):「B3はこれを読んどけ!」「矢上でのスマートフォン活用講座」「10代の記憶」をテーマにそれぞれ館内で展示を行った。
- ~してごめんなさい:投稿用紙と回収ボックスを設置の上,面と向かって謝れないが謝りたいちょっとしたことを募集し,館内に掲示した。
- 矢上サッカーマッチ:普段サッカーがしたくても人数が集まらずできない人(経験不問)を募集し,ハーフコートでサッカーを楽しんだ。29名が参加した。
- 創想ライブラリ選定・POP展示:春学期と秋学期に、選定メンバーを中心としてそれぞれ50冊の一般書を選定し、図書の内容を紹介するPOPを作成して展示した。
- 就活に勝つ!:就活体験談を聞くだけでなく、就活体験者と直接コミュニケーションを取れるイベント。就活を終えたS-Circleの学生スタッフのプレゼンテーションと,学生スタッフ(7名)と参加者のフリートークセッションの2部構成で,22名が参加した。フリートークセッションでは少人数のグループに分かれ,詳しい話を先輩から直接聞くことができ,参加者から好評であった。